なだれこみ信州班10(乗鞍真相編)

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    せっかくブログに記事を書くのだったら面白いものを書きたい。しかし面白いものを書くには少なからずその題材となる出来事が必要なわけで…。
    それを考えると、DCCで活動する中の自分が記事を担当する行事で、そのうえ題材として面白いものが来ることがあるかどうかすらもわからない。
    しかしこのなだれこみの最終日は、題材としては僕が4年間で書く記事の中で群を抜いているはずだ。それは間違いない。それをできる限り面白い形で届けたいので、頑張って書きたいと思う。
    そして、以前に北陸班のなだれこみ記事でもこの日のことは取り上げられているが、はっきりと書かれていない部分はまだまだある。投稿者の視点的な問題もあるが、今回は自分の見てきた乗鞍の真実を可能な限りここに書こうと思う。

    なだれこみ信州班 M田



    8月22日(なだれこみ9日目)
    1日遡って、9日目の昼過ぎ。I丹とへかにゆよの2人と別れたY本と僕は松本市内の中心部まで走ってきていた。
    道の駅集合は決まっていたが夕食をどうするかは決まっていなかったので、どこかで買おうと思っていたとき…。
    松本の路上でまさかの北陸班のニカさんと遭遇した。回生内でいくらでも連絡は取れるので、北陸班がこの日松本市内で中日をしていることは知っていたが、ニカさんと会ったのは全くの偶然だった。というか松本といっても広いのに偶然出会うってすごくないかな?
    それよりも中日ってこんなにバラバラになるものなのかと北陸班を見て思った。信州班はこの日まで常に一緒に行動していたし、前年の九州班でも全員ではなくともある程度はまとまって行動していたからだ。

    ニカさんもそして僕らも夕食は必要だったので、一緒にスーパーで買い物をすることにした。そして、北陸班はどこで集合するのかと尋ねると、まさかの一緒の道の駅だという。松本市内から出発したら距離が長くなるし、それが現実的なんだろうな…。
    ということで目的地は同じなので、ここは一時共同戦線を張ることに。僕がCLを担当したが、後ろを走るニカさんに煽られていて、どれくらいのペースで走ればいいのかわからなくなってしまった。
    とりあえず、道の駅の前に目的地としていた温泉に到着すると、先客の自転車2台が…また北陸班か。その温泉では会話を交わすことはなかったが、2回生女子2人組である。

    温泉を出た後、I丹とへかにゆよは夕食も朝食も買っていなかったため、少し戻って買ってくることになり、再びY本と2人で走って道の駅に到着。
    そこで待っていたのが北陸班の女子3人だった。しかし、ニカさんから北陸班の集合場所として聞いていたため、男子2人はまだ来ていないのかという疑問が生じた。
    それで話してみると、何やら大きな衝突を経て、班としてなだれこみは続いているものの、「頂上集合」という謎の形態で何とか続いているようだ。したがって女子3人は一緒に登るが、男子2人は頂上までどうするかも知らないということである。もはや同じ班と言えるのだろうか。
    その他にもたくさんの話を聞かせてもらったが、それは本筋と関係ないので控えさせてもらう。


    8月23日(なだれこみ10日目)

    朝起きると、北陸班の女子勢は先に出発しており、I丹はもはや恒例となった朝シャンシャンを欠かさなかったらしい(僕らが起きる前に全てをやりきっていた)。そして前夜にはいなかった、ひらがいた。しかしまだBNBは来ておらず、BNBを待って一緒に登るらしい。完全に女子班と男子班で分裂していることを事実として見てしまった…。

    とりあえずゆっくりと朝食をとり、それでも早い時間に出発。乗鞍は絶対につらいのわかりきってるから。当面の目標は前を走る北陸女子班を抜くことになりそうだ。

    風穴の里から乗鞍スカイラインのスタートまでは10km弱ほどしかないが、あまり状況の良くないうえに幅も広くなく、大型車両の通りまくるトンネルが連発して非常に危ない。こんなところでCLしたくなかった。

    乗鞍のアップは1700mほどで30kmもない。美ヶ原とあまり変わらないんじゃないかな。とはいってもつらい。
    登り始めて間もない頃から軽いギアを回してゆっくりと登る。


    初めからこんな施設案内が出てきたが、現在地は左端で、右端までいくのにどれほど回せばいいのだろう。最初から完全に絶望させようとしてるよね。

    そして乗鞍の宿泊地が並ぶ一帯をひたすらペダルを回して通過し、ようやくの思いで乗鞍高原へ到着。

    乗鞍高原とはいっても頂上にはほど遠く、まだ登りの3分の1ほど。

    ここからさらに少し登って、三本滝の駐車場へ到着。

    意外と北陸女子班になかなか追いつけないな…と思っていたら、ここでようやく3人が出発するのが見えた。あちらは三本滝を見に行っていたようだが、僕らはそんな無駄なことはしない。少し休憩してから、3人を抜こうとして登り始める。

    そこから抜くまでに予想よりも時間がかかりましたね。十数分ほどだったんだろうけど、三本滝の出発の差を考えても少し自分たちのペースが遅いことに気づく。それはきっとCLの僕がゆっくりしか回せなかったせいなんだろう。

    3人は北陸女子班だと思い込んでいた。というか、この時点でそれ以外の選択肢を考えられないだろう。後ろの2人はM島とニカさんだったが、先頭を走っていたのは…東海班のカツヲだった。

    前日でなだれこみを終えたはずの東海班は日も昇らないうちからS澤のジープを走らせて乗鞍へ合流したようだ。そんなことよりもサイドバックないのかよ…。荷物最低限とは羨ましい。
    S澤とM地は2人で先に走って行ったらしい。へー…知らなかったわ。(棒)
    そちらのストーリーは知らないので、北陸班記事の写真から察していただきたいです。

    こうして7人で登ることになったが、さすがに女子2人より僕は走れたので、信州班とカツヲの5人となった。
    そうして走っていると突然

    へかにゆよ「じゃあ僕はS澤さん達追いかけてきます」
    と言い残して走り去った。速すぎてついていこうという気すら起きない。

    4人となり、2回生ばかりなうえ煽りまくるへかにゆよが消えたこともあって、だいぶペースは落ち着いた。しかしその中でも僕の遅さは際立っていて、というかむしろ僕がこのペースの原因なのは明らかだった。
    そのペースがランドナーのY本にはさすがに遅すぎたのか、今度はY本がへかにゆよを追って走り去った。


    こんな景色、渋峠でも見たような。
    長い登りは絶対にこういう巻き方になるんだろうか。
    写真ではわずかに女子2人が見えるが、さすがにこれくらいのリードはないといけないよな。(フラグ)

    そこから少し行くともう僕に元気はなくなって、I丹とカツヲから少し距離をおいてついていく形に。もちろんI丹とカツヲはちぎらないように配慮してくれてこのザマである。情けないね。

    I丹「M田ちぎっていこうぜ」
    カツヲ「俺はM田と走るから、先行ったら」
    カツヲがすごくいい奴に見えるこのやりとり。実はカツヲもハンガーがやばくてそれ以上のペースで走れなかったのだとか。結果的にI丹もずっと一緒に走ってくれたのでいい奴なんだろう。


    乗鞍はやはりローディーが多くて、後ろに重装備を背負って登っているのはほぼ見ない。その中でも、親子で乗鞍を登るローディー家族?と出会った。おそらく父親、母親、小学生ほどの男の子の3人だったが、小学生の男の子は一生懸命ペダルを回していた。その横を抜こうとしたときの父親の子どもに対しての言葉が印象的だった。

    父親「あそこのお兄ちゃんたちは後ろにあんなに荷物積んで登ってるんだから、お前はもっと速く走れるだろ」
    すごい教育方針ですね…。


    進むほど、休憩の頻度はあがる。やがて休憩しているところに、わりと後ろを走っていたはずの女子2人に追いつかれるという事態に。(フラグ回収)
    さすがにまずいと思ってペダルを回そうと努めるがなかなか進まない。そうして休憩→追いつかれる→先に出発→休憩というループに陥る。


    一方のへかにゆよとY本は結局S澤達には追いつけず、一緒に走っていたようで





    先に2人で到着したようだ。
    写真では楽勝そうに見えるが、気のせいだろうか?


    そして苦しんでいる僕…とカツヲ。ついにカツヲもハンガーに限界が…ということで遅いペースでも一緒に走ってもらったし、ハンガーが余っていたので分けてあげることに。助け合いは大切だね。

    ゴールの見えない延々と続く登りが大嫌いな僕にとって、もうすぐゴールとわかることは助けだ。
    そういうわけで、早く登り切りたいので残っている力を振り絞ってギアを上げる。それもここまで一緒に走ってくれたI丹とカツヲをも引きちぎろうというほどに。(ゴミ)
    まあ簡単に引きちぎれるほどの体力は残ってませんでしたが。

    そしてついに頂上へ。完全に自分の体力不足を実感した乗鞍でした。
    ここ乗鞍は日本道路最高地点という最高地点づくしの旅の最後に相応しい最高地点です。

    駐車場の奥でY本、へかにゆよと合流して休憩。
    S澤とM地の自転車はあるが、Y本とへかにゆよも知らないということで。あー、そうなんですね。(棒)

    乗鞍のレストランで昼食に飛騨牛カレーを食べたが、まあまあでした。
    昼食後は適当に散策して、写真を撮ってという形に。

    とりあえずは乗鞍岳畳平の看板のところで記念撮影。

    まずは信州班

    ここまでお疲れ様でした。

    次に一緒に走ってくれたカツヲ

    ありがとう。

    最後にその場にいた全員で、今夏限りで帰国するニカさんとのお別れの意味も込めた記念撮影

    写真内メンバー内訳(分母は班の全構成員数):
    信州班 4/4 北陸班 2/5 東海班 1/2
    信州班優秀。他の班は何が…。一番この乗鞍を表している写真だと思います。

    乗鞍岳の最高地点まで登れるほど、体力も時間もないので、自転車を停めた付近で手軽に登れそうなところを登って景色を楽しむことに。

    足がつらいけど頑張って階段をのぼる。


    結構登ったんだな


    階段を下って休憩。


    なんか寒くなってきたし、時間的にもそろそろ下りたいと思い始めた頃。頂上に着いたときには2人でいるところをたまには見かけていたが、S澤とM地がどこにも見当たらない。ということで、S澤と帰らなければならないカツヲに下る前に2人を探せと言われて、手分けして捜索開始。
    土産屋など探しても見つからず、諦めて下ろうかと思ったとき、すでに閉店していた昼食のレストランの付近の休憩スペースで2人でいるところを発見。(参考資料:北陸班記事のS澤写真の最後の一枚)

    そうして乗鞍から下ろうとしたが、美ヶ原のように雲がすごい勢いで飛んできて、下り始める前に一面真っ白に。

    なにも見えない………。
    ゆっくりと下りました。

    乗鞍スカイラインを下りきったところでI丹はブレーキの不調に気づいた。もうブレーキはほとんど止まらなくなっていた。少し対処してみて下るが、やはりブレーキはほぼ効かない。パッドを交換しようとするが、専用工具がないと無理なようでどうしようか悩んでいた。

    Y本は実家に帰りたいらしく、終電の時間も考えて先に離脱という形に。
    こんな形にはなったが、お疲れ様です。

    ブレーキを調整してみるがなかなか上手くいかない。そんなときに横を北陸班5人が通過。しっかり揃ってたんだな。「頂上集合」は守られているのか。

    止まっていてもどうにもならないので、できる限りの調整をしてみて再度下る。しかし、少し下るとまた効かなくなって止まることになった。

    その付近で北陸班も止まっていた。何かトラブルがあったのだろうか。
    ブレーキがどうしようもないので、バスで輪行して高山まで行こうかと言い出すI丹。付近のバス停で時刻確認しようと僕は来た道を登り始めたが、そのときジープとすれ違った。ジープは北陸班の止まっているところへ止まった。

    I丹にそれを伝えると、少し移動して北陸班の止まっている場所へ。
    ブレーキが効かないと伝えると、北陸班のM島も同じだったらしく、ジープに乗った東海班(メカ局)に対処していただくことに。ジープに乗ったメカ局ありがとうございます!

    修理を待っているときのBNB

    これがせいふうスマイルとやらか…。
    せいふう6年のエリート様は一味違うぜ!(自分については何も言わない)

    I丹のブレーキには専用工具が必要だったが、メカ局長のS澤はそれを強引な方法で直していた。メカの知識が足りてない僕らのせいで申し訳ないです。

    信州班、北陸班の2班のメカトラを解決したあと、ジープはかっこよく走り去っていった。めちゃくちゃかっこよかった。

    北陸班が先にスタートし、あとから僕らは下りを再開した。I丹のブレーキは直っていた。
    あとはほぼ下りなので、ほぼ何事もなく解散地点の高山駅に到着。
    こうしてなだれこみは終わった……かに見えたが、そこには北陸班とジープが。

    北陸男子班のひらとBNBは高山の街へと消えていったが、残ったメンバーでまずは温泉に行こうということになり、ジープCLで温泉へ。

    温泉のあとは24hファミレスで寝れない夜を過ごしたのだった。
    ファミレスでのワンシーン。人数の都合上4人掛けのテーブル2つにわかれることになったが、S澤とM地の2人が向かいで隣がシャンシャンするI丹。

    M地「I丹、S澤をとる気かー?」
    I丹 「S澤とは授業ほとんど一緒だしなー」
    という謎の会話が繰り広げられて、その真っ只中の僕のツイート。

    「居場所がない(切実)」

    こうして夜は更けていった。


    以上、(主に投稿期間が)長きにわたったなだれこみ信州班の記事も完結です。
    最後の乗鞍は思い出がたくさんで、もう半年以上も経っているのにいろいろと書くことができました。

    新入生の皆さん、この記事を読んでいるのがいつなのかわかりませんが、今どこのクラブに入ろうか悩んでいるところだったら、是非DCCを候補として考えてみてください。
    いろいろあったけど、楽しかったこともつらかったことも全てがいい思い出だったと言える、そんなクラブです。
    この日のように部員の関係性にもいろいろありますが、ほとんどみんなこうして仲良く行事も普段も楽しんでいます。こうして自転車に乗って、達成感も楽しさも味わってみる学生生活も最高ですよ!


    ということで、10日のなだれこみ信州班でした。(特に4日目と5日目の間が)長い間が空いてしまい、申し訳ありませんでした。また写真が少なく、拙い文章ばかりで読みにくく、僕らの思い出が伝わりにくかったかもしれませんが、ご了承ください。
    ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

    最後に乗鞍で一番お気に入りの一枚

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      • 2020.04.30 Thursday
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